朝顔

秩序などという部屋の中で二足歩行の動物が生きる
いつもと同じ夜を越えて いつもと同じ朝日を待つ

エサをねだるだけ 繰り返す理由なくして

彼方から君を歌が響く どれだけの距離を越えたんだろう
いつまでも耳を塞いでないで なぁ、聞こえるか?

幼い頃に聞かされたこと 思えば違うことだってあるだろう
ドアノブはいつだって見えていてただ手を伸ばそうとしないだけ

広い視野で他人と違うこと気づいて

彼方には君を待つ人がいる 届きそうで届かない歌声
残されたときはあと僅かだ…咲いたあの花


下げた両手 上げた目線でとらえた
過去も今も未来も全部 ただ求めて

彼方から君を呼ぶ歌が響く どれだけの距離を越えたんだろう
いつまでもそこに立ってないで さぁ、手を伸ばして

隠された君の君自身だけ 今ここで探し出せたなら
この歌をここに置いていくよ
きっと大丈夫 なんて保証
はできないけど



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