迷走の果てに


子供の頃に見ていた
景色はもう見れないの
通い慣れたこの道は
ため息の色写していた

子供の頃の写真には
なぜか僕を睨みつける僕
口先ばかりで結果ない
今日の僕を恨んでいるの

落ちる夕日に僕の上浮かぶお月さま
今日もまた1日を繰り返した

難しく考え出すと1が10にも100にも見えるのよ
大事なもんがそりゃ多すぎてさ
すべて守るべきかどうか考えてるうちにほらいつか
その隙にすべてこぼれ落ちる

僕が生きている今日は
誰かが願った明日であって
無駄にしたくないとは思ってる
けど思うよりうまくはいかない

かすれる月に僕の上昇る太陽
今日もまた繰り返してしまうのか?

悲しみ数は増えれど喜びの数は増えないのよ
そう鏡に向かって拳ぶつける
夢や理想なんてものはおもちゃであって子供用だろ?
いっそのこと売り飛ばしてやろう


「自分だけ不幸」の檻を築く
そんなことにいまさら気づく
ねぇ君誰だっけ? あれ僕誰だっけ
昨日置き忘れた形見も僕で
明日に夢を見る光も僕で
両者繋いでいるその中間
今の僕の空間

難しく考え出すと1が10にも100にも見えるけど
大事なもんはそんな多くないだろう
なんて気付いたときはもう時すでに遅しとか言うのかい?
諦めていいほど頑張ってたのかい?

悲しみの数は増えれど喜びの数は増えないけど
それは鏡に写るものじゃない
夢や理想抱えちゃって くだらない理屈は吐き捨てて
アホでもいい もう逃げたくはない

子供の頃に見ていた
景色はもう見れないけど
通い慣れたこの道は
あの頃も今も僕を導く




戻る