音のない声


吐き出した声 疑うことなくいくつもこなしていく
高く突き上げられたその手に握られたものはなんだ

数えるほどに遠くなって行く距離 もう向こう側は見えなくなった
声は届くかな  小さな僕の声なんか届かないかな

ぶつかっては引き返し また繰り返してんだ たまにはいいだろう

止まることなく流れ過ぎてく時間に自分を投げ出して
想像したその絵が狙った距離だけ近くへ
届かないなら届くまで前に進め

書き出した声 繋がらなくなるのはそう思ってないから
いつでも自分に正直でいなさいなんてもう古くさいだろう

間違ってもいいんだ そこからつかみとるんだ 後は自分次第

奏でた音はひとつひとつが奥の部分を照らしていく
半信半疑の未来へ駆け出した夢と絶望は
いつだって形や色を変えて生きていく


止まることなく流れ過ぎてく時間に自分を投げ出して
想像したその絵が狙った距離だけ近くへ
届かないかなぁ・・・ もう・・・

大丈夫 小さくない大きなその声を高く掲げて
積み上げたその言葉は必ず僕らの未来へ
終わらない答えを 答えをその手につかんで




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